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人生において、運命の人、そう呼べる相手に出会う人はどれほどいるだろうか。そもそも運命の人とはどういった相手を指すのだろうか。人生を賭けたいと思った相手、方向性を大きく変えるきっかけとなった相手、果てしない感謝をくれた相手、何かから救ってくれた相手。十人十色という言葉があるように、その想いや人は様々であり、運命の人という言葉に定義はない。運命の人に出会えたからと言って、必ずしも生涯共に歩むわけでもない。しかし、運命の人を定義する時、誰しもに共通していること、それは、その後の人生に深く刻まれる人物であるということ。偶然と偶然が重なり、必然と信じられる相手。そしてそれは、過去に果てしない苦痛を伴ったとしても、現在未来に何らかの形で愛や希望が残る人物。心から感謝できる相手。自分自身の課題を越え、社会での自分の位置や境遇を前向きに受け入れられ、人のことを心底想いやれる自分になった時、その相手は確かに現れる。自分の損得勘定を捨て、世間の批判からも抜け出し、自分の心に素直に従った結果、見えてくるもの。そんな時に出会う人や環境に、人は本当の意味で運命というものを知る。もしあなたが、どれだけ時間が経っても常に悲しみや絶望の中でもがき苦しんでいるのだとしたら、そのきっかけとなった人物はあなた自身のトラウマや課題を背負った映し鏡であるかもしれない。運命の人に出会えた、本当の意味でそう感じたことのある人間は、あなたが思っているよりもずっと多いのだ。彼らは簡単には話さないし他人に求めない。何故ならそれは、自分自身で見つけていくものだと知っているから。
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